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狭小地、変形地でも快適な住宅は可能か? そんな疑問に、日本建築家協会所属の2名の建築家が応えてくれました。
倉川プランニング設計・庫川尚益さんは「狭い広いは相対的なもの。必ずしも広いばかりが良いわけでもない」と指摘。狭く細長い土地いっぱいに部屋を設けるのではなく、あえて中庭を設けることで採光と通風、借景を確保。さらに筋交(すじかい)を屋内に設けることで、構造補強と空間の効率利用を実現した事例を紹介していただきました。また、空間は横方向よりも縦方向に広げるほうが心理的に広がり感が強いことや、家全体をワンルームにしてフレキシブルな空間活用をすること、南面でなくても快適な採光を得られること、生活の質を高めるためにシンプルにまとめること等々、小住宅設計のポイントをわかりやすく解説していただきました。

続いて設計工房無垢里・金田正夫さんは「暮らしに合わせて住まいを造るためには、その土地、環境、家族ごとに最適解を見つけること、そのためには大変な労力が必要」と2件の事例を紹介。一つめは都心の14坪、中古住宅のリフォーム。狭いリビングとダイニングキッチン、中庭を取り込みワンルーム化することで、劇的な快適空間を実現。ビフォー/アフターのあまりの変化に、会場から驚きの声が上がっていました。二つめは同じく都心、20坪の新築住宅。住宅に囲まれ採光も十分でない土地に、趣味の音楽を楽しむために半地下を設けた事例。天窓からの光を地階まで届くよう工夫したり、わずかな玄関スペースに植栽をしたり、と狭いながらも豊かな暮らし方が伺えました。
最後にコーディネーター役の郡山建築設計事務所/郡山貞子さんが「家を建てることは、周りとの関係、地域との関係をも意識しなければならない。そのためには建築への理解を深め、よい建築家と出会い、こだわりの家を建ててほしい」と締められました。
その後、来場者との熱心な質疑応答が続き、臨時相談会も開催いたしました。
セミナー参加者アンケートから
- ◆狭小地でもいろいろな工夫で暮らしにあった家ができること。狭小地でも素晴らしい家が建てられることに期待感いっぱいになった。
- ◆実例があってよかった。具体例でわかりやすかったし、建築家の活動がわかって、設計の難しさ・建築家の苦労を知ることができた。
- ◆初めての参加だったが、一回目から参加したかった。すでに開催された「失敗しない土地の選び方」を再度開催してほしい。
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